2022/09/15 14:11
取り扱い商品 全6型
当店で扱っている時計は主に6型に集約されます。
それらの時計についての基本をお伝えします。
購入に際して参考になれば幸いです。
(※分かりやすさを目指して平易に書いています。厳密な定義からあえて離れている場合があります。
マニアの方お手柔らかに^^)
当店で扱っている6型全てに共通していることは以下の3点です。
①ケース幅が34mm(リューズを除く)であること
②型番が4桁であること
③製造年が1960年代中頃から1980年代終わり頃までであること
上記①から⑥を踏まえた型番として主に6型が存在します。
(※この6型以外にも派生型がいくつか存在します)
以下の写真がその全6型です。
この6型は3つに分けられます。
”手巻き”(①、②)、”自動巻きプレシジョン(=エアキング)”(③、④)、”自動巻きクロノメーター”(⑤、⑥)です。
それぞれに日付なし(①、③、⑤)と日付あり(②、④、⑥)があります。
”手巻き”(①、②)は文字どおりゼンマイを手で巻いて時計を動かします。
フルに巻くと、だいたい48時間くらい動き続けますが、
毎日使うのであれば毎日決まった時間に巻いてあげると良いでしょう。
現在ロレックスでは手巻きの時計は製造していません。
”自動巻きプレシジョン”(③、④)と”自動巻きクロノメーター”(⑤、⑥)は、
ゼンマイが腕の動く力によって巻かれます。
毎日使うのであれば何もすることなく時を刻みます。
腕に着けていないと、だいたい48時間後くらいで止まります。
”自動巻きプレシジョン”(③、④)と”自動巻きクロノメーター”(⑤、⑥)の違いは、
搭載している機械の精度の差です。
”自動巻きプレシジョン”よりも”自動巻きクロノメーター”の方が精度が高い機械となります。
(実際に使用していて精度の差が気になることはないと思います)
ここまでは、当店で扱っている6型の概要についてお伝えしました。
ここからは、よく頂く質問に関連した内容です。
上記の6型は並行して作られていました。
つまり、手巻き(①、②)も自動巻き(③〜⑥)も並行して販売されていたということです。
手巻きの生産が終わった後に自動巻きの販売が開始されたと思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、
そうではなく、並行して生産され販売されていました。
時計本体の軽さや薄さについては、
手巻き(①、②)の方が自動巻き(③〜⑥)よりも薄くて軽いです。
特に手巻きの日付なし(①)は最も薄く軽いです。
時計の流通量に関してです。
6型全体で見ると、日付なしのモデルの方が日付ありのモデルに比べて流通量が少ない印象です。
”手巻き”(①、②)と”自動巻きクロノメーター”(⑤、⑥)では、
日付なし(①、⑤)が、日付あり(②、⑥)に比べて少ないです。
例外なのが”自動巻きプレシジョン”(③、④)、つまりエアキングです。
エアキングに関してはデイトなし(③)が一般的で、デイトあり(④)は圧倒的に流通量が少ないです。
今回のブログは以上で終了とし、それぞれのモデルについての深掘りは後日書きたいと思います。